口コミの強いこと

投稿日: カテゴリー: ブログ

商売をしようという時に、たくさんの人に知ってもらわないといけないというのはおそらく江戸時代とか、もっと昔の室町時代とかもしかしたら縄文・弥生の時代から知られていたのかもしれません。
あいつの作る矢じりは絶品でイノシシのお尻とかにいったん刺さるとあっという間にイノシシも大人しくなって狩りもすごい楽とか、狩猟採集の時代からきっと口コミというのはあったのだろうと思います。

マーケティングの歴史は口コミから始まった。そしてやがてほどなくして看板というものが編み出された。のではないかと思います。

すごい矢じりを作る職人が、自分の作った矢じりをアクセサリーとして首からぶら下げた。もしくは、毛皮の背中のところにワンポイントとしてぶら下げて歩いた。
特に誰かに見せたいというわけではなくて「今回はいいものができたし、これ見てるとテンション上がるから紐つけて首からぶら下げとこ」と思ったのかもしれません。

それを見たよその村からやってきた狩人たちが「あいつが首から下げているのはなんだ」という話になったのだと思います。
あれは矢じりのようだけど、あのピカピカ具合はやばい。ということで驚いたよその村から来た狩人が話しかけたのだと思います。
そうして、商品説明から値段交渉に移り、制作をして納品をしたのではないでしょうか。鳥肉などと物々交換したのではないでしょうか。

看板が生み出した経済活動です。

これに味をしめた矢じり職人は、自分のピカピカの矢じりを見せびらかしながら村から村へと渡り歩くことにしたかもしれません。
そうすると村々で矢じりに目を留めた狩人たちが、やばい。あの人の首から下げてるやつすごい。ということで話題になって、物々交換の鳥肉の量も増えたと思います。
こうして抱えきれないほどの鳥肉を抱えてホクホクしていた職人がある日、首だけではなく手首とか腰とかに色とりどりの矢じりをぶら下げて歩いている新手の矢じり職人とすれ違って、あ、やばい。ということがあったのかもしれません。

そして悠久の2万年ぐらいが経過して、僕たちはこうやってインターネットを利用して商品をたくさんの人たちに見てもらおうと頑張っています。
でも、やっていることはもしかしたら2万年前から変わっていないのかもしれません。

インターネットの世界は現在も素晴らしい速さでどんどん広がり、新しいデバイスが発売されたり、新しいサービスが登場したりする中で世界を変質させていっています。
ホームページからブログ、SNSが隆盛を極め、SNSに疲れ果てる人がでてきたりしています。
現代の私たちはインターネットとのつながり方を模索しながら、でもそれはこれからも着実に生活の中にしっかりと根を張って浸透していこうとしています。

今後どうなるかはさっぱりわからないですが、僕たちはこの変化を楽しみ、良い商品やサービスを作り続けていくしかないのかなと思っています。
そしてやはり最強は口コミです。皮膚感触のある口コミの強さは揺るがないと思います。